大阪,京都,兵庫で戸建て住宅の設計 一級建築士事務所 設計組織 Den Nen Architecture

IーHouse_京都府宇治市                                                                              2000


before

その時々でリフォームを繰り返していたので様々な段差がありました

        ↓
after

リフォームにあたって、若夫婦は両親のことを第一に考えていらした。
土間の吹抜けを活かしつつ、日常の居場所として身体的にも快適なものとすること。
床のフラット化を計り、ヒートショックを起こさないよう各室温の寒暖差をなくすための設備を導入することなど、
加齢による身体能力の低下を補うための生活道具としてのビルドアップが要望としてありました。


高齢世帯の場合、様々な経験とともにこの住まいと過ごしてきているので、
できるだけ過剰となる造形、素材の使用は控え、
もとのイメージを残しつつ、現代的なデザインをしなければと思います。
変えるものと、変えないもののあり方が住まい手にとって、
精神的な健康を保つ上で重要な要因となると考えています。



土間とレベル差が450ミリあったことから、階段、床座、イス座として3つのレベル差をつくりました。
様々なレベル差を用意することで住まい手それぞれの身体状態に応じてのアプローチを可能にしています。

柱、梁に囲まれた線的な既存の空間に対して、設備機器を梱包したボックスを
既存の空間の中に配置することで新旧の空間のやわらかな対比を計っています。
吹抜けの窓も開閉可能にし、通風を確保しました。


各室の用途はそのままに、設備機器の更新とその利便性の向上をはかり、
改修部分のほどんどに温水式床暖房を敷設し、浴室乾燥暖房機や様々な高齢者の設備を導入しています。


浴室の床も、もちろんフラットに。
微妙な段差も沓摺で調整しながら、つまづかないような納まりとしています。



用途    二世帯住宅
家族構成  夫婦2人、親夫婦2人
施工床面積 27.13㎡
規模    地上2階建の1階の一部
構造    木造
竣工年   2000年
*あたたかな住空間デザインコンペティション/リフォームの部 入選

施工   (有)薮内工務店


□キーワード
二世帯住宅
町家
高齢者
身障者
バリアフリー
ガス温水床暖房
真壁
漆喰塗

造り付けキッチン
吹抜


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