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青森県立美術館060828_No.2

地下構造部、コンペ時は確か版築での計画だったけど
工期(おそらく予算も?)の関係で土にセメント?を混ぜた吹付仕上になっている。
「版築によるトレンチ」ってコンセプトが面白かっただけに
その片輪がなくなったことに少し残念な気分でいた。

しかし!!美術館建築としてはかなり面白い!!というか好き。
もしかして青木さん初めての美術館にして
早くも谷口吉生さんにならんだか!!っていうぐらい素晴らしいです。
地下に展示室をもっていったことで
その自由なレイアウトが可能になっている。
地下から見た時の地上階からの光の入り方なんかが
遺跡の内部にいる感覚を起こしている。
また地上展示室と地下展示室のマッスのずれや奥行きが非常に見事。
プランと空間の見え方が十二分に検討されつくした感がある。
地上のマッスが巨大であるにもにもかかわらず、柱も梁もみえず浮遊感たっぷり。
どこかで相当無理してるんだろうなぁ。
構造がどうなっているのか皆目検討がつかない。

内部動線は誘導サインがないと迷路になっちゃうかもしれないけど
しっかりサインもあるので問題もなし。
だけどサインなしでかくれんぼしてみたい空間の連なり。
そういや外観も含めてだけどTVゲーム的な建築かも…

ただし残念ながら内部写真はなし。
建築情報誌で体感してください。

写真上から1. 地下エントランス/壁がうわさの土壁。床も叩き。
       両方とも見た目よりは固くて強度がありそう。
     2. 土壁のアップ。下地の加減か。
       ヘアーと呼ぶには少しおおぶりなクラックが等間隔で入っている。
     3. 地上のマッスは外部も浮いた箇所あり。
     4. なんだろ?この外構。青木さん?まさか…






























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