そして始まっていきます。
いままでは現場を中心に紹介していましたが、
可能な限り(施主さんに了解を得られるかぎり)、
施主との出会いや基本設計から、仕事を紹介していきたいと思います。
さてこんな仕事がはじまります。
工事名称は京都市東山区O 邸改築とでも。
写真の町家の改装です。
築年数は不明。
現在はメゾネットの瀟酒な賃貸マンションぐらしの施主。
ご夫婦ふたり暮らし。
子供が生まれるというので実家所有の借家を自ら購入し、
3〜4年間限定でこの建物に住みたい。
3〜4年分の家賃でなんとか改装できないか。
学生時代に住んだことのある建物だし、面白おかしくこの家の最後を見届けたい…とのこと。
で、「建物の状態はよくない。あなたが趣味で住みたいなら別に止めはしないけど、
生まれてくる子供とかわいい奥サンを命の危険にはさらせない」と反対する。
が、「裏庭に面した実家の樹齢数百年の楠の下で生まれてくる子供を育てたい」
負けました。
彼もここで育ってるんだよね。
その気持ちはよくわかる。
そしてなんとしても育てなきゃならない理由も感じる。
(ここでは理由はのべれませんけど)
写真にしっかり大きな木が写ってるなぁ…
再来週には最初のプラン完成予定。
この仕事についてはプレゼンからご紹介していきます。