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応挙と芦雪〜前期展示







副題は「天才と奇才の師弟」

まさしくそのものずばり。


応挙は作品数も多く、作風もホントに幅広く独創性と技術にたけたアーティスト。

プライスコレクションに引き続き、今回もあらためてそう感じさせられる。

ただ、あれ?と思う絵もあり、生活のための絵か?などとも思ってしまう。


また芦雪。

今回のお目当て、牛図の他にも和歌山県/無量寺の虎図(対の龍図は後期展示)。

剛胆でトリッキーな構図やキャラクターが際だつ。

いつか無量寺へ行って、対の虎と龍をを見てみたいもの。

虎図はテレビ番組「美の巨人たち」でも紹介されていたよう。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050212.htm

その他百鳥図、富士越鶴図、岩浪群烏図、白梅図、花鳥蟲獣図巻、月夜山水図などがお気に入り。

百鳥図(屏風)は個人蔵だそうだけど、

どんな家でどんな風に保存し使っているんだろう。

ぜひ拝見してみたいものだ。


応挙では雪梅図(天明4/絹本墨画)、雨中山水図などなど。

写実の巨匠だというので繊細なタッチの絵ばかりかと思っていたら

雲龍図(天明4/絹本墨画)や鐘道図(大乗寺),臥牛図など

荒々しくスピード感あふれるタッチの絵も多くあることを知る。

この他に大和絵の源氏四季絵屏風。

ヒトが描かれていない…この源氏絵以前にそんな絵は存在したんだろうか。

なかったとしたら素晴らしいジャンプだ。


応挙に芦雪面白いです。

いつか無量寺だけでなく大乗寺も。
http://museum.daijyoji.or.jp/index.html

妻有ではないけれど、美術もその場に納められるべく制作されたはず。

やはり本来の居場所にある絵を見てみたいものだ。


まあ目先にはこの展覧会の後期展(11/7〜12/3)

(本展覧会は前後期総入換え)

楽しみ楽しみ。



写真1 虎図

写真2 百鳥図

写真3 月夜山水図

写真4 花鳥蟲獣図巻

写真5 牛図








































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