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理科な一日

10月22日だったでしょうか。時代祭・鞍馬の火祭りもそっちのけで京都を離れていました。
いつの間にか月末に。。文章も長いので出しあぐんでましたが、せっかくなのでUPします。

今村源展・連菌術「Over the Ground Under the Ground」
in伊丹市美術館+旧岡田家住宅(酒蔵)
http://www.artmuseum-itami.jp/

&伊丹市昆虫館へ
http://www.itakon.com/

「今村源」氏、初めて知った作家さん。机・冷蔵庫・椅子・電球など日常的な素材をわずかに加工する
ことで、既成の価値の転換を試みる〜とのこと。
「Over the Ground〜」というタイトルは、「目に見えない世界」今村氏が日頃関心を抱く
「菌類の世界」に焦点を当てたものだそうです。
キノコをモチーフに、いろんな家具・家電製品が吊り下げられ浮かんでいる。
また、小さなプロペラが乗っかっていて、キノコが静かに小さくまわってます。
旧岡田家住宅(酒蔵)にも展示がされていました。こちら大きな酒蔵、阪神大震災時に半壊した建物を
数年かけ、修復。木造の家に鉄骨で補強されていました。
内部は建築的にもおもしろい。というのも、住宅と酒蔵の間に屋根を設け、半内部(?)とされている
のです。しかも住宅は一部が木造のトラス。つまり大正時代以降の建築。もう一部は丸い梁等で構成
されており、明治時代のものと思われます。合せ梁は何時代やろ。。時代が重なり合って、かつ現代の
作品が展示されるというなかなか満腹な空間。
プロペラで動くたれさがりキノコは際立って存在する作品ではないですが、とても印象的。
小さな子供が手作りできそうで出来ない大人な作品ですが(笑)子供心にグッとくるキャッチーな作品
でした。
とゴキゲンな私に、やたら喋りかけてくるオバちゃん学芸員さん×2名。(笑)

お次は昆虫館へ。
特に昆虫が好きという訳ではないけど、友人のススメにより行って来ました。
&近頃展覧会ばかりまわっていて、博物館の様な所に行きたいなぁと思っていました。

バスを降りて池のまわりを歩いて行きます。
いろんな木々にプレートが。大学時代の樹木実習を思い出します。
てか数種類しか覚えてない。観察力が足らんです。てか種類多すぎ。。

昆虫館はひとことで言うと「びっくり」
昆虫たちの世界にびっくりでした。
吸い込まれる様に昆虫の世界を見入ってしまいます。
で、その世界の広がりに驚きです。&聞いたことのないカタカナだらけ。溺れます。
どの樹木や花に、昆虫が集まってくるか。何をするのか(まぁおおかた食事ですか)
なぜこんなにもたくさんの種類、いろんな色の身体をもつ生物がいるのか。
これはいったいなぜ・なに?

ドームになっている温室は楽園。
南国にでも来たかの様に、原色の花々、チョウチョがヒラヒラ。
幼い子供たちが「帰るのいや゛〜」言って大泣きしてます(笑)
館長さんらしき人が産まれたばかりのチョウチョを、子供たちの手のひらにのせてます。
子供たちはチョウチョ、大人たちは写メに夢中中。

温室は滑らかな傾斜で2階に向かいます。
2階には図書館と展示スペース。
この日はどんぐりの展覧会。

どんぐりは動かない。
何か安心します。
が、ギョッ!

隣に蜂の巣が!

あわわ。アクリルケースに入っているものの、おっかないです。
蜂の標本もズラズラリ。何歳になっても苦手なものは苦手です。ハチはあかんです。

どんぐりは安心です。
針を刺して来たりはしません。(笑)

どんぐりにもたくさんの種類がある様です。
館内でもらったプリントを見てみます。
大きくは、まんまるの。たまご型の。ロケット型(とんがり型)のみっつ。
たまご型のものはスタンダード。
ほうし(帽子)の模様には「うろこ模様」と「シマシマ模様」に分かれます。
まとめると
まんまる→クヌギ(モジャモジャ帽子が特徴)ピンとは来ないですねぇ。
    →アベマキ(どんぐりがクヌギとそっくり。見分け方は、葉っぱ。
          クヌギの方が若干とがってます)
たまご型
帽子の模様→しまもよう→アラカシ(どんぐりにはっきりとたてじま模様)
           →シラカシ(ぼうしが綺麗なしま模様)
     →うろこ模様→帽子のかたち→とんがりぼうし→ウバメガシ
                  →まぁるいぼうし→
      まぁるいぼうし・おおきいもの→マテバシイ(聞いたことないです・・)
                    ぼうしをとるとあたまがへこんでるらしいです。
              ちいさいもの→コナラ(コナラはへこまないらしい)

ロケット型→スダジイ さきっぽのとんがりが特徴らしい。鋭いです。
           帽子というよりはヨロイカブトみたいのをかぶってます。


ところで皆さん、コレクションしているものってありますか?
小さい頃はそれこそどんぐりや、海に行ったときに石を持って帰ったり。
小さなシールやカード・切手なんかもそうでしょう。
自分の心をグッとつかんだものの集め。何をどうするというものではなく、ただただ集めていく。
それはたいそうな数ではなく、2つ3つでも立派なコレクションだと思います。

ちなみに私はいつの頃からか(コレクションとはまた違うかもしれませんが)
展覧会に行った際、気にいった作品のポストカードを2、3枚買うことが習慣みたくなっています☆

シンタロウ































































































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