関連記事 http://blogs.yahoo.co.jp/dna_kyoto/article/234214521.html
ここしばらくゴネゴネと見積調整をしてきました。
数量や単価の査定をし、工務店さんと折衝を繰り返し、
別の工務店さんでも再見積をとってみたりして
見積調整をいたします。
毎度毎度、なかなかに狂おしく悩ましく楽しくない作業です。
お施主さんにとっても我々にとっても夢を削っていく
住まいづくりの中でもっとも嫌な作業です。
この数年間だけを住めればいいという条件のなかでの計画だったので
施主サイドの予算は400万程度と考えておられました。
厳しいのもなかば承知ではあったのだけれど
やはり500万を切るのは厳しい。
500万を切るためには規模を縮小し、当初のコンセプトをなくすしか手だてはないかも…と思いつつ
さあ何をどう削ろうか、あきらめようか…
と打合せをするつもりで訪問しました。
そしてそういった話をする前に
ホントにこのまま「改築」ってことで、計画を進めてもいいの?
という話を軽くふってみたら…
新築でいこう!と…軽い…
またこの建築予定地は隣の実家の土地の扱いとの関係もあって
ずっと永住しつづけるかどうかも迷っていた土地でした。
結果的に今回の予算オーバーが
彼のこの地での永住という決断を後押ししてしまったみたい。
まあどちらにせよ、彼の家族らしいその場所にしかありえない計画をするばかりです。