Mさんのお宅。
大きくは建物が3つあった。
この仕事の大きな流れは図面のような流れだ。
1. 通り側のオモヤを解体
2. 敷地中央の蔵を回転、移動。
3. 車の進入路を確保して、奥のハナレを解体
4. 敷地奥に住宅を新築。
1.解体2.蔵曳屋補修3.住宅新築と
それぞれの専門業者に分離発注し、コストダウンと総工期の短縮をはかった。
ハナレの解体が終るまでには4ヶ月弱を要するので
新築建物の設計と施工者の選定を行なっている。
そしていよいよ今週、曳屋工事がはじまる。
29日に準備工事、30、31日で移動。
(見学をされたい方、お問い合せいただけれれば案内します)
建物を移動させるなんて、
たいそうでコストがかかると思うかもしれないけど意外とそうでもない。
ましてや相手が蔵。
蔵を新築することを思えばホントに安いもの。
ちなみに建築面積10坪、1回転+約20Mの移動で170万程。
新築すれば2000万弱はかかるだろうから
補修費を考えても、なおリーズナブル。
また余計な廃材を出さないというばかりか
先人の思いのつまった建物を残してあげられることも
M家の人たち、京都の街に対する免罪符としても気持ちがいい。
新しい蔵は七条通りに面し、店舗として活用される予定だ。
(こちらも現在テナント募集中です。ご興味のある方お問い合せください)
設計組織Den Nen Architecture info@den-nen.com