数寄屋なんぞより、書院好きのスミとしては
ようやく拝めた東求堂に感激した…いところだったけど、
続き間から眺めるのみで、中に入れてもらえなかったので
ちょっと消化不良に終わったなぁ。
アプローチも良くない。
単体の部屋で感動あたえる空間って、あんまりないのかな。
なくはないけど、少ないことは確かかもしれない。
シークエンスやシチュエーションはやっぱり建築には必要不可欠ってことか。
写真2 パンフレットのスキャン。
障子をあけたその向こうの庭を軸に見立てている…らしい。
が、そもそもこれ以前に床の間ってあったの???
軸ってあったの???
あったとして、どんな場所にかけられていたのだろう…
写真3 あいかわらず立派なまぜ垣。何種類の樹木が混ざっているのだろう。
写真4 修理中の銀閣。1.5億で修理中らしいけど、安く感じるのは気のせい?
2年後の修理完了後はどんな姿になるのか?!
修理方法というか復元後の姿を検討中らしいけど
是非、漆塗りの外壁を見てみたい!!
銀閣寺(慈照寺、京都市左京区)が、国宝・銀閣の本格的な修理を前に、
傷みの激しい上層の外壁保護をめぐって頭を悩ませている。
創建当初のように黒色の漆を塗って保護する京都府教委の提案に対し、
「銀閣のイメージを大きく変える」と慎重なのだ。わびさびの美の象徴
といえる建物をどのように守るか、注目が集まる。
府教委によると、外壁はヒノキの板で、創建当初は漆が塗られていた。
すでに500年が経過して漆がはがれ、現在の外壁の厚さは、最も薄い
ところで約1センチと、創建当初の半分になっているという。
修理事業を委託された府教委は「浸食を抑える工夫が必要」として、
漆で風雨からやせ細った外壁の木部を守る方法を寺側に伝えた。「池の
反射光が漆塗りの外壁に映った」というのが銀閣と呼ばれる由来の一つ
とされ、500年前の創建当初の姿に近づける考えだ。
しかし、寺は現状変更に慎重だ。現在の銀閣の姿は教科書にも登場し、
わびさびの枯淡美(こたんび)を基調とする東山文化の象徴の建物で、
漆を塗ると黒色が濃くなって誰もが持っている銀閣のイメージを変える
ことになるからだ。現状変更には文化庁との協議も必要になり、工期が
長くなる可能性も出てくる。
府教委は代替案を含め、寺に保護の方法を提案する予定だ。ただ、結
論は、府教委の意見を参考に寺が決める。
銀閣の修理は、前回の屋根のふき替えから30年近くがたち、こけら
ぶきが劣化し、耐震を中心とした構造補強も必要として行われる。2月
中に工事用の足場が掛けられ、正面の一部を残して素屋根で覆われるた
め、2月中旬で現状の銀閣は見納めとなる。
銀閣寺 室町幕府の八代将軍足利義政(1436-1490)が造営
した山荘・東山殿を、義政の遺言で禅寺に改めて現在に至る。銀閣は正
式には観音殿という。
2008年1月23日 -京都新聞 より-