大阪南部を中心に活躍の建築家、岸上勝彦さんに オープンハウスのご案内をいただき、行ってきました。 初めての岸上さん作品に、 ちょっと遠かったけど 期待に胸を弾ませて、お邪魔しました。 さてさて本作品は、1階RC2階木造の混構造の住宅です。 RCは300、450、600㍉の幅の3種類を使用した杉板型枠の打放しで 目違いがあろうとおかまいなしのラフな仕上り。 また木の躯体も荒材をペーパー掛けした程度の仕上。 プレカット材全盛の現在においては、 ペーパー掛けをする分、かえって高価な仕上にも思えます。 その他にラワンや杉、和紙など無垢な素材を中心とした仕上に 破綻のない開口部が快適なシーンと 立体的な通風を呼び起こし、光と闇のバランスを演出しています。 扉廻りも網戸や内障子もしっかり装備されていて 親切設計も垣間見えたりします(笑) でも小さな開口部はやっぱりガラスルーバー窓なんだよなー。 気密性にかける、この窓ばかりはちょっと?です。 また2階の外周部に焼杉板のルーバーで囲った側廊があります。 南側(多分^^;)のルーバーの側面はオイルステインで 赤く着色してあり、朝夕の夕日を増殖させ 側廊を赤く染める効果をねらったとのことです。 また温度調整のバッファゾーンとしての効果も狙ったそう。 ダブルスキンというにはあまりに重厚な表現だけど まあいわゆるダブルスキンです。 それにしても建築家のキャラクターとかぶって 毛深いというか、熱いというか、 いい意味で関西の伝統的な建築家魂を持ったヒトだと改めて感心。 工事も岸上さんによる直営なんだろうし 1件の住宅にかける時間とその密度が その伝統を確かなものにしているように感じましたとさ。(スミ)
「GEN・オープンハウス有難うございました」
先日は、遠方よりGENのオープンハウスへ有難うございました。
ゆっくりお話する事も出来ず、大変失礼致しました。
本題のGENですが、私の思うところの、時の移ろいや人の情念を受け止める
身体感覚的な空洞が生み出されていたかが気に掛かっております。
如何なものでしょう・・・。
ちなみに今回工事は直営ではありません。又、GENの外面は私程毛深くないでしょう。
また何処かでお会いできる事を楽しみにしております。
うげ!まさかの本人サンからコメント!!(汗)
見ないだろうと思って書いてたのに…
とにもかくにもスタッフ全員で貴重な体験できたことを感謝しています。
ところで外面というのは外観?
だけではないですよね?
だとしたら、十分に毛深いかと(笑)
時の移ろいを感じる程の長居をしたわけではないので
わかりませんが、光に関してはおそらく想像に難くないとは。
他人の情念についてはわかりかねますが
少なくともボクには存分に、びしびしと、
いろんな意味で影響少なくない経験になったことだけは確かです。
それにしても空間ではなく空洞なんですね。
うーん、そこにまたまた毛深さを感じ、感嘆いたします。