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純粋なる形象〜ディーター・ラムスの時代/機能主義デザイン再考

知人にチケットをいただいたので行ってきた。
もともとプロダクトデザインに傾注してるわけでもなし
興味もなかったんだけど、会った時に感想ぐらい話しなきゃなぁって程度で。
しかし!あまりの簡潔で清々しいデザインにびっくり。
明日発売になっても全然問題のない美しく優れたデザインのオンパレード。
ありそうでないデザインは、ここにあったのか!!なんて、心の中で叫んじゃいました。
しかも、15年程前に持っていた時計なんかもあったりして…(笑)
そういやお気に入りで使ってたなぁ。

やはり無知とは実におそろしい。
自分じゃ新しい!と思って喜々としていても、
歴史ある世界は広く深く、
自分が考える程度のことは誰かが考えているもの。
やっぱりデザインは99%の知識と1%の個性が生み出すんです。
前職でヘタクそなスケッチをしている際、
高松サンに頭をポンポンされながら、
「お前の頭からなにか出てくるわけないやろ」
うんうん、おっしゃる通り。
今ではスタッフに対する口癖です。


そしてディーター・ラムスは良いデザインの10か条をこう書き留めている。
素敵な言葉なので...ψ(。。)メモメモ...

Good design is innovative.
良いデザインとは、革新的である。

Good design makes a product useful.
良いデザインとは、実用をもたらす。

Good design is aesthetic.
良いデザインとは、美的である。

Good design makes a product understandable.
良いデザインとは、理解をもたらす。

Good design is unobtrusive.
良いデザインとは、謙虚である。

Good design is honest.
良いデザインとは、誠実である。

Good design has longevity.
良いデザインとは、長命である。

Good design is consequent down to the last detail.
良いデザインとは、最終的にディーティルへと帰結する。

Good design is environmentally friendly.
良いデザインとは、環境への配慮とともにある。

Good design is as little design as possible.
良いデザインとは、可能な限りデザインを抑制する。


まだまだ現代性を持ったコンセプト。
その機能や技術はすでに歴史だけど、時を越えるフォルムの美しさに感じいります。
というか、フォルムしか時を越えて存在するモノはないことを
あらためて確認したということです。

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